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〜 2016年 2月 〜
久しぶりのお薦め本の御紹介となりました![]()
その間イギリスに関して、
旅についての本を中々御紹介できずに
ここまで間が空いてしまったことに自身が驚いております・・![]()
サボることなく
粛々とこちらのページも続けてまいりますので
引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます
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今回お薦めしたい本は
現在今までありそうで、なかった
世界の子供達のロングセラー
「くまのパディントン」をモチーフにした
ユニークな旅のガイドブック![]()

我が家に居るパディントンは
イエローカラーの帽子
・・ではなくて・・・
くまのパディントンが案内するロンドンのガイドブック
正直なところ
この本を見たときは
「実用的ではないよね・・・
」
パディントンのキャラクターに乗じた
最近多いぬいぐるみと風景を一緒に撮影しただけじゃん・・
(失礼しました)
しかし、そうは思いながらもページを進めていくと
不思議とこのぬいぐるみパディントンが
とことことロンドンの街を闊歩している様子に
おもわず笑ってしまうのです![]()
この本はガイドブックではあるけれど
あくまでも“パディントン”が案内をするロンドン
この1冊を持って旅することはないけれど
改めてページをめくる毎に
愉しい写真満載で
つい本棚で埃をかぶるほど昔の物語を探してしまう・・

我が家の本棚にずっと鎮座していた1冊
そんな不思議な魅力の1冊を御紹介いたします![]()
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:: パディントンベアのロンドン案内 ::
Guide to LONDON with Paddington Bear

編者 有限会社ポン社 発行元 主婦と生活社 ¥1,200+税 2015年11月30日発行
この本は一人の著者ではなく、
「“編者” 有限会社ポン社」
先ずは「編者」って何?
・・から始まった私・・![]()
御存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、
お解りの方は以下飛ばしてくださいませ
編者とは・・・自分が「まとめたい」と思ったジャンルに
沿った文章を集めてきたり、
場合によっては「編集者」からの依頼に基づいて、
あるテーマに沿った文章を寄せ集めてきたりするだけの人、だそうです
どの章をどなたが取材されたか?についての
記述はありません
この本は2008年に作成された情報を元に
テーマ、ページから
昨年2015年のデータが様々な筆者、からまとめられて
作られた1冊になります
*最終ページに「Special Thanks」に
連ねた方々によるものなのでしょう

正直、2008年というと今から8年前![]()
日々めまぐるしく変化のある
現在のロンドンではガイドグックとしては
機能を果たしていない、と思う1冊ではありますが、
半世紀以上子供から大人まで
(私の小学生時代からの愛読書の一つ)
愛されるロングセラーのパディントンの魅力は
ページをめくる毎に愉しい気分にさせてくれます![]()

内容の構成としては
最初にパディントンの物語の紹介から
“Paddington”という名前の由来から
家族となるブラウンさんとの出会いなど・・
ざっとストーリーの全体が解る解説になっています
シリーズ全体を解りやすくまとめているので
物語を御存知ない方、
初めて知った方々にも馴染みやすく
また、殆どのストーリーを忘れている(私のような)方にも
思い出す助けにもなっていると思います![]()
そして、Chapter1 DEPARTUREから
パディントン生みの親・著者であるマイケル・ボンドさんへのインタビュー
Chapter 10まで続き、
最後は「旅の情報・TRAVEL INFORMATION」
こちらはさすがに新しい2015年度版
基本情報と最後は総集編MAPがあります
様々な沢山の情報が溢れる中で
逆にあっさりとこれだけは!と基本のみの案内は
かえって今では潔ぎの良いものかもしれません![]()

著者BondさんとPaddington Wikipediaより
こちらの写真は私の持っているパディントンと同じ
黄色い帽子!
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では、早速そのスタートChapter1から見てみましょう!
何と!パディントンが成田空港からロンドンへ出発する!
ところから始まっています
余り本文には関係がないのですが、
ここでパディントンが成田空港からロンドンへのフライトに
今は無き路線ヴァージン・アトランティック航空に
乗り込んでいます

ヴィヴィアン・ウエストウッドデザインの制服で!
CAが皆かっこ良く、
映画、音楽など機内サービスは定評だった
おそらく現在2014年2月にとても惜しまれながら
撤退したヴァージン・アトランチィック航空で
ロンドンへ乗り込む、という場面は
2014年以降の写真?かしら・・と・・
懐かしさを憶えるのは私だけでしょうか・・・
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何時か再び日本に戻ってくる日があるのでしょうか?
そして、空港から(想像するだに)ヒースロー・エクスプレスで
ロンドン中心地へ
そうすると最終駅はパディントンが
ブラウンさんと初めて出会ったPaddington駅に到着します
地下鉄で2つ目の駅Notting Hill Gate駅のホテルへチェックイン
ここまでが最初の1章になります
確かにヒースロー空港からヒースロー・エキスプレスを利用して
ロンドンの中心地へ向かう方法は
1番早く、時間に正確に到着するアクセス方法です
(その分料金はタクシーに続く高額ですが)
そして、宿泊先もパディントン駅から地下鉄2つ目の駅
ノッティング・ヒルゲイト駅の宿泊地は
パディントンの家族となるブラウンさんの家がこの駅近くにあることも
うなずけます
ご周知の通り
このノッティング・ヒルゲイトには毎週土曜日に開かれる
ポートベロー・マーケットが開催され、
高級住宅地にも関わらず毎土曜日の賑わいは
観光客である私達にも御なじみの場所![]()

まだ早朝でこれから賑わいを見せる
ポートベローマーケットの通り
次の第二章Chapter2は
その始まり、とのいうべきPaddington駅
「FROM HERE」
現在この駅でのパディントンの銅像は
ここでの紹介場所から移動されています
本の紹介場所は駅のほぼ中央
ショップエリアの2階へ登るエスカレーターの下にあり、
とても解りやすい場所でした

何時の時代もどこの国でも子供に人気!
誰でも近くで遊べたのです
しかし、2016年現在は昨年2015年1月に公開された
パディントンの映画を機に
駅のホーム1番線に沿ったコンコースの中ほどに移動されています
(大きな時計が目印)

元にあった場所には移動された案内看板があります

駅の案内ボードに向かって左側の1番線に沿って進む

駅の中のパディントン・コーナーでしょうか・・?

パディントンのベンチはそのまま使えますし、
ブロンズ像は以前のまま
しかし、以前の場所の方が誰でも気づき、
その像を目にすると懐かしさで一杯になるのは
私達旅行者だけではなかったはず・・
広い空間をもらったために
かえって人気が感じられず・・・
台座ができてしまったので
子供達が以前のようにパディントンを抱くことができなくなったのが
ちょっと残念![]()
この場所でのコーナーは
現在も変わらずにあるのか?どうか・・?は
今週に訪れるこの駅で確認してこようと思っています!
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そして、第三章Chapter3、から
「THIS IS LONDON!」
ここからパディントンのロンドン観光案内が始まります
最初はやっぱり大英帝国の象徴
バッキンガム宮殿〜ウェストミンスター寺院、ビックベン
トランクを提げたパディントンが
青いダッフルコート姿で
三大観光地をよっこらと巡っています
彼の写真は違和感なく
周りの景色に溶け込み・・周りの観光客も不思議と思わない・・
そんな雰囲気で綺麗な写真が続きます
この3つの見所は半世紀以上前から
そして、未来永劫変わらないロンドンの三大スポットです![]()

ビックベン
今では誰も新しい名前”エリザベス・タワー”とは呼ばない
ビックベンはビックベンなのだ!
Chapter4はそれから比較的新しい観光地の御紹介
「NEW SPOTS」
ロンドンアイ、ミレニアムブリッジ、ガブリワルズワーフと
比較的テームズ河の反対を御紹介
今となっては「NEW!」とは言いがたいのですが
そこは半世紀以上のパディントンにすると
新しいのかもしれません

ロンドンアイからの国会議事堂とビックベン
続くChapter5は女性に人気の
AFTERNOON TEA
ここでは日本の方々に大人気の
高級食材店Fortnum & Masonでの
アフタヌーンティーを楽しむパディントンが・・・
小さなマレーグマがモデルだけあって
小柄な彼はテーブルまで届いておりません・・![]()
それでも、さすがに老舗中の老舗
Fortnum & Masonのスタッフは
彼にいつも通りのサーブに徹しています![]()

Chapter6は「WITH YOUR FREINDS」で
ポートベローにお店を持つパディントンの友人
グルーバーさんに因んでポートベローマーケットや
界隈のベーカーストリート周辺を案内しています

Baker Street駅前のシャーロック・ホームズ像
この駅から数分のところにホームズ博物館、
このホームズ像の前を進むと
毎日長蛇の列大人気のマダム・タッソー館、
そのマダム・タッソー館を通り沿いに進むと
リージェント・パークがあり
ロンドン・ズーに行けます
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Chapter7は
「THE MUSEUMS AND HARRDS DEPARTMENT」
お馴染みの大英博物館とハロッズです![]()
重厚なじゅうたんと厳粛なドアマンを持つ
ハロッズは地元に住む方々も”バーゲン時期にしか行かないわ!”という
王室御用達の高級デパート!

風格ある英国代表の歴史ある百貨店
そして、これまた見方によっては“さすが!海賊の国”とも云わしめる
世界各国からの戦利品展示で名高い!
もう所蔵する展示物の数は世界1,2を争う「大英博物館」
*しかし、その分捕り品を無料で見せることで
バランスを取っているように思います
その世界に誇る2大有名処をパディントンが
とことこ歩いています![]()
そして、Chapter8と9は
ロンドンのシティとロンドンを楽しむ!ということで
「THE CITY OF LONDONとENJOY MORE OF LONDON」です!
“シティ”の周辺にはロンドン塔や
テームズ河に掛かる見事な象徴タワーブリッジがあり、
確かにこの地域はお話のパディントンとして、よりも
ロンドンの見所としても1度は訪れることを
お薦めしたい場所でもあります![]()

観光客で賑わうロンドン塔とタワーブリッジ
そして、9章はロンドンを住むように楽しむ、という案内で
今話題のオーガニックパブでの食事、
高級住宅街が隣接するプリムローズ・ヒル、
キャムデン・ロックを訪れます

平日でも人の多いキャムデンロック
日曜日のマーケット開催日はまっすぐに歩けないほど!
最後は著者のマイケル・ボンドさんのインタビュー
(こちらは2008年のものだそうですが、
昨年は日本での映画公開に伴い、
長女のカレンさんのインタビューが新しく掲載されていました)
そして、最後を飾るのは何と!パディントンの故郷
「暗黒の地ペルー」へ帰るパディントン

改めて地球儀を見ると、
パディントンの旅してきた“暗黒の地ペルー”は
本当に私達にとっては地球の裏側
長い長い旅をしてきた彼が
やっと落ち着いた、穏やか(?)な生活の場が
ブラウン一家と友人達の居るロンドンでした
この1冊はペルーに居るよりも
ここロンドンですっかりと違和感のない
「くまのパディントン」が
彼のような長い旅ができないまでも・・
私達旅行者が必ず訪れる場所として
この1冊で御紹介しているロンドンの見所は
きっとこの先半世紀が経っても変わらない案内になるのでしょう![]()

パディントン ベアのロンドン案内の背表紙
トランク、MAP,帽子があればどこへでも行ける
全編を通してパディントンが案内する
ロンドンの町並みを楽しむ1冊として・・・
また、子供の頃読んだパディントンを
動かない実写版として楽しむために・・![]()
どうぞ、この1冊をお手に取って
暖かいお茶と一緒にのんびりとお楽しみいただければ幸いです
そんな気分を味あわせてくれるこの本を
今回はご紹介させていただきました![]()
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毎日賑わうバッキンガム宮殿の衛兵交代式
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このページでのご意見、ご感想をお待ちしております
少しでも楽しんでいただければ嬉しいです![]()
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